嬉しすぎたこと
たかしです。
今、本業の役者の小学校向け舞台巡業で福岡に来ています。
最近、とても嬉しすぎて泣きそうになった出来事がありました。
小学校の体育館を借りてセットを組み立て
小学生のみんなの前で授業の時間をいただき、
舞台をしているのですが、ある小学校での出来事です。
舞台のストーリーを説明すると、主人公は小学4年生の男の子。
お母さんが亡くなってから周りに当たり散らすようになった主人公が、
動物や虫たちと触れ合う中で優しい気持ちを思い出し、
本当の気持ちをお父さんや友達に伝えるというもの。
いつも通り公演を行い、組み立てたセットをバラして帰り支度をしていた時
大人数の先生方がお見送りに来てくださいました。
本日はありがとうございました。という言葉の後に、
実は・・・と話してくださったエピソードに泣きそうになりました。
その先生が担任をしているクラス子に、いつも周りにちょっかいを出している子がいました。
その子は舞台中ずっと泣いていて、教室でも泣いていました。
聞くと主人公の境遇と自身の境遇が重なっていたようで、
先生が驚いて訳を尋ねると
教室に帰った後に、今までちょっかいを出していた子らに、謝ったのだと
先生に報告しました。
それを聞いて、先生方もとても喜ばれていて、
我々に教えてくださいました。
自分たちの舞台が、その子の心に届く作品になったこと
その子のいろんな想いが溢れら中での素直になる勇気に
とても嬉しい気持ちになり、泣きそうになりました。
もっともっとこんな瞬間を味わいたいし、1公演、1公演を大事にしようと思った出来事でした。
今、自分にできることを精一杯やる。
それだけだなと改めて思いました。
読んでいた皆さんの活力になったら嬉しいです☺️