レンタル日記 ~ヒミツのひと~

誰にも言えないヒミツ

人って、みんなが持ってると思う

僕をレンタルしてくれる人のなかには、友人にも恋人にも家族にも言えない頼みごとをしてくる人がいる

それこそ、お店の人にすら言いたくないから、2人だけのヒミツにしたいって

「きっとあなたなら受け入れてくれるだろうと思ったんです」

初めて会ったとき、そんなことを言ってた

だから細かいことは言えないんだけど、VIOを剃って欲しいよりも恥ずかしい、そんなものだった

依頼された3時間。僕たちは肌を寄り添わせながら、依頼をこなしていった

誰も入ってこない部屋で、ふたりの息遣いだけが聞こえていた

暗くて、でも、確かにそこにいることは感じるような距離感で

「なじみさんといると、同性とか異性とか、そういう枠組みでは収まらない落ち着きがある」「……また1ヶ月後にお願いしても良いですか」

やることが終わると、依頼人は服を着ながら褒めてくれた

初めて僕の目の前で着替えるときは恥ずかしそうにしていたけれど、

今ではすっかりと気にしなくなっていた

依頼人と別れた後、僕は夜道を歩きながら思った

性別の壁すら超えていける

それこそ、幼馴染のような彼氏になりたいって

最後にメッセージ

この文章を最後まで読んでくれた人たちは、もしかしたら心のどこかでヒミツを求めてるのかなって

読んでてドキドキした? 私も同じような関係を持ちたいって思った?

もしもそう感じたなら、

家族、友だち、恋人だけでは満たされない気持ち

きっと、そんなものがあるのかもしれない

でも、私になら日頃の想いを吐き出して大丈夫!

愚痴、不満、なんだっていい

それを受け止めることが僕たちの役目

「ちょっと、なじみと話してみたいかも~」

そう思った読者は、ぜひXからでもLINEからでも声をかけてきてね

僕は本を読むことが好きだから

部屋で小説でも読みながら待ってるね

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