vol.01~子どもと鏡と~

2023年11月11日

こんにちは。
清水碧です。

朝夕は冷たさが身に染みるようになってきたものの、昼間は温かで過ごしやすい日が続いています。
そんな時分には秋の温かさに和みながらドライブをすることもまた、とても喜ばしい時間のうちの一つです。
僕は普段よく車を運転する機会があるのですが、
今日はそんなドライブ中にあった、些細で、けれど素敵な出来事とそれをきっかけに考えたことについて紹介させてください。

信号待ちをしていた時のことです。
ふと右を見ると、車の窓から顔を出している男の子とばっちり目が合いました。
こちらが何となく微笑みかけてみると、男の子も笑って、手に持っていた恐竜のおもちゃを(それが生きた恐竜であるかのように)動かしたり回したりして見せてくれたのです。
やがて車が動き始めたので、見せてくれてありがとうの意を込めて笑いながら手を振ると、彼もはにかみながら手を振って応えてくれた、という出来事がありました。


凄く嬉しく思いました。
僕は思いがけずそんな素敵なコミュニケーションが取れたことが嬉しくて、そのあともしばらく一人でニコニコしながら改めて、子供とのコミュニケーションは本当に素晴らしいなあと、そして一体どうして子どもと関わるとこんなに嬉しい気持ちになるのだろう、と考えていました。

人間関係は鏡のようだと思います。
好きを向けると好きを返してくれるし、嫌いを向けると嫌いを返してくれる。
大切にすれば大切にしてくれるし、傷つけると傷つけられます。(例外はありますが…)
人は他者と言葉を交換する中で、自分の考えを整理できるし自己の在り方を発見できると僕は考えていて、そういうのを指して鏡のようだなと思います。

僕がその男の子とのコミュニケーションを素敵に感じたのは、彼の(大人にはない)純粋さが、僕の中の純粋な気持ちを掬い上げて、映し出してくれたからだったのかなとその時思いました。
一瞬の時間ではあったけれど、僕は彼との関わりの中で、確かに純粋な気持ちでいられたからです。
子どもとのコミュニケーションが快い理由はきっとそのあたりにあるのだな、と。

さて、この鏡の話でいうと、まだ関わりはそんなに多くはないのですがWarmRelationのキャストは皆、あなたの中の素敵な場所を掬い上げて映し出す力に長けている人ばかりだと感じています。
ただ寄り添うだけでなく、色々な角度から、あなたの中の嬉しい気持ちや素敵な領域にスポットライトを当てられる人が多いのではないかな、と。
これを読んでいただいているあなたにはぜひ、僕らとの関わりを通じて、自分の内の素敵な領域を見つけて頂ければなと思います。

しれっと常連の顔をしてここまで書いてしまいましたが(笑)、実は今日からWarmRelation の一員になりました、清水碧(しみず あお)です。(今かい)
改めまして、こんにちは!
今回、初めての投稿だったのですが、ここまで読んでいただけたなら凄く嬉しいです。
これからこの場を借りて日々の体験や思ったことを書いていきたいなと思っているのでぜひよろしくおねがいします。

最後に僕の好きな詩のうちの一つである、金子みすゞさんの『こだまでしょうか』を引用させて頂いて、結びとさせていただきます。
 「遊ぼう」っていうと 「遊ぼう」っていう。
 「馬鹿」っていうと 「馬鹿」っていう。
 「もう遊ばない」っていうと 「もう遊ばない」っていう。
  そして、あとで
  さみしくなって、
 「ごめんね」っていうと 「ごめんね」っていう。
  こだまでしょうか、
  いいえ、誰でも。

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