はやくはやくって言わないで!

こんにちは。

渡来です!🤣

皆さんご無沙汰しています。

最近は週一ペースでのブログの更新が難しくなってきており、

更新が不定期になってきています。

出来るだけ定期的に発信できるように頑張ります!💪

                                                 

いやー、もう11月も半ばに差し掛かろうというのに

日中はまだ暖かいですよね!

今年はどうしちゃったんだろう?😅

                                                 

さて今回は初めにある絵本をお見せします。

                                                 

                                                 

この絵本をご存知でしょうか?

小さい子供に読み聞かせをしたことがある方は知っているかもしれませんね!

益田ミリさんという方の絵本で、結構有名な絵本なんですが、

よくあるのが「早くご飯食べなさい!」とか「早くお風呂に入りなさい!」

とか「なんであなたはそんなに遅いの?」とかって。

それぞれみんなスピードも違うし、早ければ良いという訳でもないのに。

                                                 

よく引き合いに出される話で『うさぎとかめ』のストーリーがありますね!

あれも良いメッセージではあるものの、あれも問題だと言われています。

なぜなら、ややもすると「うさぎの方がカッコ良い」というイメージを持ってしまう。

早い方がやっぱり「カッコ良いな〜」と!🙄

一方で鈍くさい亀さんだって!ゆっくりやることは鈍くさいんだというイメージが

植え付けられてしまう恐れがある。!?

                                                 

この絵本を書いた作者の益田さんが小学校一年生の時に体験した

あるエピソードに僕は感動しました。

                                                 

益田さんが小学校一年生の時に先生がくじ引きをして、あるプレゼント🎁

があるから「前にいらっしゃい」と言ったんですって!

そうしたら「えー、どうしようかなー。」と思っている間に、

益田さんは他の生徒より出遅れてしまった。😥

一番最後になって、残り物しかないんじゃないかって落ち込んでいたら、

先生が皆の前で、「一番最後に並んで偉かったなー!😉」

と言って褒めてくれたそうです!

                                                 

素敵な先生ですよね?😘

誰でもビリになるのは好きじゃないかもしれない。

なんか成績が悪かったら悲しいかもしれない。

特に小学生とかそれくらいの年代の頃は誰しも気にしますよね?

でもそれを褒めてくれた。

それが35年経った今でも自分の心を温めて、

それでこの作品を創作したんだそうです。😊

                                                

「先生は最後の子までちゃんと見て待っていてくれた。

はやくはやくって言わないで、待っていてくれたのです。

励まされたり、褒められたり、人は沢山の言葉を受け取って前に進んでいく。

でも一番嬉しいのって、誰かが待っていてくれたことじゃないかと

私は思うのです。」

と益田ミリさんが当時のことを回想して語った言葉が残っています。😃

                                                 

この絵本とは、また別の話ですが、

最近とある番組で、沖縄で北窯を所有して陶器を創っている

ある陶器師のドキュメンタリーの動画を観ました。

陶器市曰く、陶器を作る際の原料となる土をまず私達が選ぶ。

そして選んだ土を形作り、練られる。

それから窯で焼くんですが、その後に棚に置く=乾かすという

作業があるそうです。だから待たされる。

でもそれを得て美しいものが待っている。というお話を聞いた時、

芸術作品というのはそうして、待たされる期間=忍耐する時間があるからこそ、

良質な芸術作品が生まれるんだなと感じました。

だから人間も同じで、何事も早ければ良いというものでもなくて、

時間をかけるからこそ、味のある中身の濃い人間に成熟できるということも

あるのかなーと感じました。

いずれにしても個々のペースで焦らず、

自分に合ったペースで進んでいければ良いですね!👍

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