ノマド(放浪の民)
皆さんお元気ですか?
最近は雨の日が多く、関東はもう梅雨入りしたような天気が連日続いていますね・・・😅
あれっ、例年梅雨入りって6月じゃなかったでしたっけ?☔
今年は随分と早いなぁ!ということ暑い夏の日々が来るのも今年は早まるのかな😱
皆さん体調に気を付けて元気にお過ごしくださいね!😃
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さて今日のタイトルは・・・
ノマド(放浪の民)ということで、遊牧民の話です!(本当に?)🌏
一つの場所に留まることが苦手な僕としては、
様々な場所を転々として旅をしながら自由に生活できる
ノマドライフに憧れていたりします!(笑)🙄
今は昨今のコロナでテレワークが主流になり、
場所の制限を受けずに仕事ができるようになりつつあるので、
ワーケーションをしている人も増えてきているみたいですね!😄
僕のあるデザイナーの友達も、住む場所を2週間〜1ヶ月ごとに変えて
各地を渡り歩きながら仕事をする生活をまさにこれから始めようとしています!😃
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そんなノマド(放浪の民)をテーマとした映画が
そう!以前少し紹介した「ノマドランド」🎬
皆さんもうご覧になりましたか?
ゴールデングローブ賞"2冠"を達成し、アカデミー賞にも主要6部門ノミネート、
3部門受賞という快挙を成し遂げた素晴らしい作品でした!🌟
今回主演女優賞を受賞したフランシス・マクドーマンドさんは63歳。
表情やシワの一つ一つが演技にリアリティーを与えており、脚色のない自然な画像はまるでソローの
「森の生活」を読んでいるような感覚を覚えました。
この本です!
映画の話なのに、本の紹介なんかいって!(笑)
(余談ですがこちらの本も面白いので、機会があれば読んでみて下さい!)
話が逸れましたが・・・
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Story
ネバダ州の企業城下町で暮らす主人公の女性ファーン。
リーマンショックによる企業倒産の影響で
長年住み慣れた家を失ってしまう。
キャンピングカーに亡き夫との思い出や、
人生のすべてを詰め込み、
現代のノマド(放浪の民)として車上生活を送ることに。
季節労働者として、ある時はAmazonでの発送品の梱包、
ある時はレストランでの調理、
またある時は国立公園での清掃など
アメリカ中を横断しながら
過酷な現場を渡り歩く。
毎日を懸命に生きながらも
行く先々で出会うノマドたちと心の交流を重ねて
自分の人生をコントロールし、
誇りを持って自由に生きるファーンの旅を通して
現代の消費社会の現状や、人間としての生き方や人生観を
考えさせる物語です。
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主人公のファーンがなぜ、夫を亡くしてノマド生活をすると決意するまで
ずっと田舎町に住んでいたのか?
病気になって、私がそこから離れたらご主人の思い出、存在が無くなってしまうと語っていたのが
凄く印象的でした。私達の人生でもそのように他の人からは分からない、目には見えないけど
本人にとってみれば凄く大切なものがあるのではないでしょうか?
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そして、映画の中に多くの遊牧民たちが行き交うノマド生活のシーンが
幾度となく描かれているんですが、出演者は主演のフランシス・マクドーマンドとデビッド・ストラザーンの
2人を除いて他はすべて実際のノマドを起用しているというから驚きです!
クロエ・ジャオ監督のこの作品に対する並々ならぬこだわりと
作品の細部にまでかける情熱を感じました。🔥
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あまり話すとネタバレになってしまいますが、
映画の後半でノマド仲間のボブがファーンに語っていたセリフが素敵だなと感じ、心に残りました!
「I don’t ever say a final goodbye. I always just say “I’ll see you down the road" And I do.」
“本当のさよならは 言わないよ。いつも「またそのうちどこかで」と言うだけさ。本当にその通りになるから"と
だから自分の息子にもいつか会えると信じている。
とても力強いメッセージで、人生の希望を感じました。
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また、楽曲を手掛けたルドヴィコ・エイナウディさんの音楽も、ノマドランドの世界観、各シーンごとの心情の移り変わりを巧みに表現しており、見ているものの心を後押しするかのように自然と引き込まれました。
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この映画を見て、季節労働者の苦悩、自由であるが故の厳しさがひしひしと伝わってきた
作品でしたが、それと同時に逞しく生きる主人公の姿、多くの仲間との出会いや人の優しさ、
自然界と繋がる感覚、シンプルな暮らしの中にある美しさを通して、
生きる意味や人生で本当に大切なことは何かを教えられた作品でした。
僕にとっては前述したソローの「森の生活」を何年か前に読んで深く印象に刻まれていた
光景がまさに映像としてフラッシュバックしてきたような体験でした!
日常とは違う視点、価値観を見せてくれるこの映画
もし大切な誰かとお別れした方には是非お薦めです!
良かったら見てみて下さい!
この映画悲しみや孤独を描いているにも関わらず、
なぜか不思議と最後には安らぎを感じられる作品でした。🤭
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※ちなみに今回の映画はこちらの書籍が原作とのことです。
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では今日はこの辺で!😀